ダイエット成功への道1

この絵本は
ダイエットになかなか成功できないプー子さんと
ダイエット先生の堀さんのお話です。

読んだ後には、
ダイエットの考え方が少し変わるかもしれませんョ♪

私は心も体も肥満な牛島千里(うしじまちさと)36歳。
完全に名前負けである。
(若い時は森高千里というタレントがいた)

最近リバウンドして、ますます人に会うのがイヤになってきた。
ビルの鏡に映る自分は、なんてブサイクなんだろ・・・

「アタシムチムチやん!」
「悔しいけど痩せれないの!!怒!」

千里のダイエット暦は長く、

エステ・・
ダイエット石鹸・・
サプリメント・・・
耳ツボ・・・
国立病院・・・
自己流・・・・・・
ビリー・・・・・・
ヨガ・・・・・・・

やっていないダイエットは無いくらいである。

何をやっても「痩せた」と思えたのは
一瞬だった。

すぐにリバウンドし、元の体重になるのである。

ここまでくると、自分を責めてしまい

「私はダイエットに向いてない性格なのかな?」
「私みたいな人は成功できないのかな?」

など、諦めの部分が出てくるのである。。

とりあえず、今やってるダイエットを中止し、
「暴食するかな♪」

なんて考えていた時、汚いポスターを見つけた。

ダイエットのアンテナが張り巡らされている千里には
イヤでもポスターが目に入ってきた。

  あなたを痩せさせます_?

  精神力強化_?

痩せなくても返金しません_?

「なんじゃそりや??」
「なめとんのかい!」

ちょっとナメてるポスターに一人で
ツッコミをした。

暴食しようとした時に
こんなポスターを見たということは
「食べちゃいけないぞ!」という神からの合図かしら??

最近プラス思考を覚えた千里は
ちょっといい方向に考えてみた。

「でもまぁ
なめてるね完全に!クマなんて!」

しかし、その道場がとても気になってきた。
「どんな所なんだろう?」

痩せる痩せない以前に
気になってきた。

ここから電車で40分かぁ・・

チョットハンパな距離だけど暇だから行ってみるか!!

千里はどんな道場なのか?こっそり覗いてやろうと思った。

電車を乗り40分後・・・

かなり田舎に来たような風景。。

不安が募る。

ポスターに書いてある徒歩10分は大嘘で
実際は30分もかかった。

「クマの野朗!」

ここまできたからには
いくしかない!行ってブログネタでも写メに撮って帰ろう!!
千里は意地になり汗だくゼイゼイでたどり着いた。。。

・・・・・!!!

ダサっ。

8畳くらいのプレハブを発見した。

「これが道場かよ!」

「痩せれねえな」

千里は諦めた。
(記念の写真を撮った)

しかし、クマとはナンだ??
支配人を見たい!

千里はしばらく周辺をうろうろした。。

「見ない顔だね?」
「痩せたいの??」

赤いクマが道場から出てきた・・・汗

「あっ  」

心ではイロイロいえるが、いざ人を目の前にすると声が出ない。。。

「痩せたいんじゃろ?
修行したいものはよくこの辺をうろうろしているからな」

「まぁ。。確かに痩せたいんですけど。。」
「あなたが道場の支配人ですか??」

「さよう。
クマで文句あるかね?
見た目で判断してんの?決め付けてんの?」

「いや・・そんなことは」

確かに決め付けていた・・汗

「ここはダイエットをおしえてくれるんですか?」

「もちろん!
健康に痩せて幸せになる! って感じ」

「私はいろいろなダイエットをするんですが
成功してはリバウンドしてるんです」

「それは本当に成功しているのか?」

「????」

「お主の今までの方法は正しいのか__??
っちゅうことだよ。」

「いいか?
お主は成功イコール体重減と考えてるだろ?」

「例えば、3キロ痩せたなら成功と考えてしまうのではないか?」

「まぁ、減れば成功かと・・・」

「はぁ・・
 その考えではいつまでも成功しないぞ!

「まず、体重減は大切だが大雑把な目安だ。

 痩せても肌が荒れてもいいのか?
 痩せても基礎代謝が落ちてもいいのか?
 痩せても胸から落ちて下半身に脂肪が残ってもいいのか?

お主の今までのダイエットだと
毎年体型が崩れてゆくと想像出来るぞ。

体重は以前と変わらなくても、体が重く感じたり
体型が崩れている事はないか?」

「確かに・・・。」

体重は数年前と変わらないのだが、最近は下半身お肉が多い気がする

千里は全て否定された・・
というか、文句さえ出てこなかったのである。

今までのアタシの努力や試行錯誤が無駄だったわけ??
千里はショックを受けた。

 よし!
コイツにちょっと教わって
サ~っと帰ろう!!

千里は意地汚い事を考えた。


「痩せ方を教えてくれませんか?」

「いいぞ! じゃぁ 2000円ちょうだい。」

「・・・・」

こいつは曲者だな・・

「いいかプー子?」

これは取引だ。

「お主がワシから教わって逃げたなら、それは食い逃げと変わらんぞ!
精神的な修行も必要だな」

「お金を貰い
ワシはそのお礼として教える訳だ。

しかし、
数年後に足を運んでも喜んでアドバイスしてやるのが基本スタンス♪
素敵じゃろ?」

お主の今までの経験はどうだ?

追加料金・・・

サポートは別料金・・・

そんなもんだろ?

「たしかに。。。」

「いいか、教える事で終了ではない。
ダイエットは始めてから疑問が多く出るものなのじゃ。

従ってサポートに壁を作ってしまうと、生徒もその先に進みにくいわけだな。

愛があれば無料開放だろ?普通?」

あ!!

ちょっと待って!
「プー子ってなによ!!!アタシは千里!」

「名前聞いて無いもん、言いやすいし♪
痩せるまでプー子に改名だ!決まり!」

プー子に改名

クマに2000円払い
修行を受ける事にした。
(安っ!)

まずは、近くの喫茶店でイロイロとアンケートを受けた。
その間、クマ先生はポテロングをボリボリ食べてる・・・

大丈夫か??

「性別は?」

「女だっつうの!」

「家族は??」

「います」

いたずら半分な質問を
私も対抗して答える。。

痩せなかったらクマ鍋にしてやる!!!

アンケートを終えると
私は燃えていた。

今までの事が間違いならば今度は成功しそうな気がする!
そう感じたのである。

とにかく脂肪燃焼は1週間やそこらでは限度があるので
最低1ヶ月は修行した方がいいとのこと。
私は思い切って3ヶ月の「クマ特別コース」をお願いした。
この赤クマ道場に泊り込みである。

「特別じゃぞ!」

「今は空いているからマンツーマン指導してやる!」

「ってか、お客さん実はほとんど来ないんででしょ?」

「・・・・」

図星のようだった。

「そういえばまだクマ先生の名前聞いてないですよね?」

「おおそうか!」

クマは名刺を差し出した。

「し・・・シンプルっ!」

「シンプルイズベストじゃな。」

「っていうか、手抜きでしょ??」

「いやいや、そんなガチャチャチャ書いてもしょうがないだろ、
例えば、プラモデルの色をイロイロ変えても
最終的にはノーマルカラーに戻るだろ。
それと同じや。
先読みだな。」

「その例女性には伝わらないですよ。」

「・・・。」

トレーニング開始

散歩トレが始まったが、
堀の動きには意味が含まれているように感じた。

例えば、
エスカレーターを使っていた時に、堀は階段を上っていた。

これは時間を有効に使えという事か??

時間を作れなくてもやる事は変えれるものね・・・

プー子は少しづつ
ダイエットの世界に入って行った。

歩きながら聞いてみた。

「すいません。
前に話した失敗ダイエットなんですけど
ちゃんと痩せるダイエットって
世の中の何%の人が知っているのですか?」

「1%よりも少ないな。」

「そ・・・そうなんですか・・・。」

「そうじゃ、難関だな。
本当に成功している人は悲しいが少ないな・・・」

「疲れた??」

「ええ」

「じゃぁ今日はこの辺でやめよ。」

トレーニングは厳しいと思ったら案外早く終了した。


「こんなんでいいのですか?」

「うむ。
いきなり頑張ってもガス欠するぞ。
ダイエットは普段1人でやるからマイペースでいいのじゃ。」


「でも私は、運動音痴だし、鈍いし体重いです。
やせれますかね?」

「大丈夫。
いいか、お主は脂肪のヨロイを着けているだろ?
だから運動音痴なんじゃ。

 痩せている人はどうだ?
無駄な重りが無いから動ける。

 たとえば、マラソンランナーにプー子の脂肪分の重りを持たせて
走らしたらどうだ??」

「かなり苦しいっすね!!」


 「そうや、運動神経はあとからついてくるぞ。
太っているからいまは運動音痴で当然!という気持ちでいいぞ。
これからどんどん良くなるという気持ちを持ちなさい。」

プー子はちょっとコンプレックスが消えた。

トレーニング後には掃除が待っていた。。

「掃除までするんですか____?

「当たり前田のクラッカーだよ。」

「先生それ古いです。
おばあちゃんが使っていたギャグです。」

「さぁ!今日は床拭きの日だ!
お主も燃えちゃいな!」

「ここまできて掃除するとは思ってなかったですよ。。」

「まぁ、掃除もカロリー消費するし、
オマケに部屋も綺麗になるし、程よく筋肉使うし。
悪い事無いぞ。」

「やりますよ。」

またやる状況になってしまった。。

「綺麗にするってのはすばらしいぞ!」

「この前、ウチで痩せたとーるくんはな
トレーニング道具をすごい大切にしてたんだ。」

「例えば、誰かが足で鉄アレーを転がそうものなら、その場で拭いてしまうんだ。」

「潔癖症なんですね?」

「違う違う!
わかってないな~ぁ」

「痩せさせてくれる物を大切にしろ!っつうことだよ。」

「大切にしてれば、愛情がわくし、また使ってあげよう!綺麗にしよう!
相乗効果でますますやる気になるぞ!
サビていたら触る気も起きないだろ???」

「好きな歌手のCDケースを慎重に扱ったことはないか?
それと同じだ。
好きな事には夢中になり、愛し、何より大切にする。」

堀の話を聞いていると
もう夜中だった。

「寝る時は、手をどうしてる??
やっぱり股に挟む?
それとも枕の下に入れちゃう??

でもワシは抱き枕が好きだな。。。。」


  Z
ZZ・・・・

 「・・・・・・・・・・」

このクマ野朗!
先に寝やがった。

ダイエットのほとんどが運動運動!!だと思ったが
半分は精神修行だった。

先生!

「食べる事と痩せる事は矛盾していますが、
この2つの欲がある限り成功できないと思うのです」


「失敗者はな、すぐに言い訳を作る」

「もちろん食べる事も幸せ、痩せる事も幸せだな。

でもな、何もしてないのにこの2つのご褒美を貰おうなんて
虫が良すぎると思わんか?

いままで散々暴食して、さらに痩せたいって・・・」

「確かに・・」


「でもな、できない事は無いんだ。
まずは、痩せるが先だな。

痩せて調節する術など、ダイエットが自分の物となれば
好きな物だって食べれるし、体も維持できる。

はじめから全てを手に入れようとするな。

シゴトと同じだ、先に給料を貰おうとしない事だ。」

堀はクッキングを始めた。

「成功するヒケツというか
ありますかね?」

「まぁ、今までの考え方で失敗してきたのだから
ヘンな思い込みは捨てる事だな。」

そうか・・・確かに。

毎日が堀の手料理だった。
案外ウマイ。
料理面でも勉強になり、気になる事はメモっていた。

しかし、堀のご飯だけが毎回山盛りなのは許せなかった。

寝る前のひとときは
堀のヒトリゴトに付き合う。

「プー子はラーメン好きか?」

「ラーメン大好きです!全国食べ歩きしたいくらいです!
ここに来る前はラーメンのブログ書いてたくらいですから♪」

「そうかそうか!」


「一品香ってお店知ってるか?」

「知りません」

「横浜のららぽーと内にある店なんだが、ここの店舗のタンメンは美味いぞ!

名前が絶品!って
自信満々だよな。笑

まぁ、食べ物屋なので味のブレはあるが、
ラッキーな時には、最高のタンメンが食えるぞ!

麺は太目の縮れで、最後まで飽きず
なによりスープにコクがある!

ど?
うまそうじゃなぁぃ?」

ちらり

堀は自分の写メを嬉しそうに見せてきた。


「う・・・うまそうっす!」

「じゃぁ、ここはどう?」

「便利な東京駅にあるんだけど
ラーメン番外地ってトコ。」

「ここはおもしろい!
ラーメンに餃子が乗っているのがあるんだよ。」


餃子醤油ラーメン!

どぅ?

あやしくない??


「あまり美味しく見えないんですけど。・・」


「でもな、すごい美味いんだよ!
見た目は昔ながらと思わせつつ、実は上品な魚の香りと味・・・
すばらしいんじゃ。これが・・」


「気になりますね・・・」


「でも何で寝る前に食べ物の話するんですか??
おなかすいちゃうじゃないですか~ぁ?」

「これも修行じゃ。
こんな食べ物の話をして、食わず寝れたら成長だし
朝起きた時に
食べなくて良かった!気持ちいいー!
って
満足感を味わえる。」

「ちなみに、ワシの大盛りご飯もそうじゃ。
大盛りを目の前にしつつ、自分の少ない食事に慣れたら
成功したようなもんじゃな!

自分は自分!みたいな感覚を持て。」


「なるほどねぇ~・・・」

言い訳だろう?と突っ込みたいが話しが長くなるので
すごく感心しているようにうなずき
私は寝る努力をした。。。

道場生活が3ヶ月の予定だったが、
なんだかんだで4ヶ月もお世話になってしまった。

先生!

「今日は髪をカラーリングして、
ウチマキにしてきました!
どうですか?」


「うむ、かわいいじゃん。」

「痩せるといろいろ試したくなり、自分が好きになるじゃろ?

その髪の変化も
誰にも薦められたワケではなく
自分が出した行動指令じゃ。。」

「よくやったな自分。
素敵じゃ

「今まで着てたジャージが
こんなブカブカですもん!」


「よし!修行は終了じゃ!」

「これでもうお主は大丈夫だ!
帰って元の生活に戻りなさい」


「ありがとうございます!!」


お別れの日が来た。

「よく頑張ったな!
いつでも迷ったら訪れるがいい。
無理をせずマイペースにな♪」

私は駅までの道のり30分をノンビリと歩いた。。
道場の日々を思い出しながら。。。

おしまい。

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