最近のコンビニのおにぎりは高くなった。
昔は100円が当たり前だったが、
最近では120円、130円が当たり前になり
今では200円を越える高級おにぎりまで存在する。
コンビニおにぎりは、単に高くなったのではなく
当時よりも添加物が抑えられ、味が格段に良くなったのは確かだ。
非常に美味しい。
そこで、気になるのが
おにぎりの本当の値段(原価)だ。
お米はどのくらいの費用なのか?
コンビニのおにぎりの原価について語るには
米を基本に考える必要がある。
米に関しては2017年のデータを元にすると
大量仕入れによりおにぎり1個あたり約5円、
高級おにぎりは約7円と推測される。
ただ、これには具も人件費も光熱費も
管理費、物流費も含まれていないため、
こんなに安くは収まらない。
少なくと20~40円程になるそうだ。
また、コンビニという大量仕入れが出来ない
小さな店舗の場合は原価が50円を越えてしまう場合がある。
飲食店をやっている方なら分かると思うが、
原価が30%を越えると(破棄などがあるため)
利益を出すのに苦労し商売に影響する。
決しておにぎりで
ボッタクリをしているわけではないのだ。
コンビニ店舗は20~40円のおにぎりを
70円程度で仕入れるので、薄利多売で大変なのだ。
原価と原材料費は違う
原材料費とは?
→製品を作るための原材料にかかる費用。
原価とは?
→商品をつくるのに使う費用。
(人件費、光熱費等)
※コストとも言う
鮭(しゃけ)という名称なのに
中身はマスなのか?
本物の鮭を使うおにぎりが少ない事から
2014年頃から原材料名の表示は厳しくなった。
例
ファミリーマート
→原材料名「サーモントラウト」
と正直書くようになった。
(商品名は鮭でも原材料名に記載)
本物と偽る日本
世の中には、騙し表示が多い。
明らかな輸入牛でも和牛と表示している焼肉屋はまだ存在する。
バナメイエビ→芝エビ
ネギ→九条ネギ
人工イクラ→イクラ
明らかにA3以下の牛→A5ランクの和牛
とこぶし→あわび
とんぶり→キャビア
ニジマス→鮭
サーモントラウト→鮭
ナイルテラピア、アメリカナマズ→鯛
シルバーワレフ、オキメダイ→ブリ
スギ、シイラ→カンパチ、ハマチ
スプラット、ピルチャード→イワシ
オヒョウ、カラスカレイ→エンガワ(ひらめ)
アルゼンチンアカエビ→甘エビ
加工牛(牛の脂を注入し固めた肉)をステーキ
などの様々な商品を偽っているのが日本だ。
正式名を、表示する店舗が増えたのは非常にありがたい。
(ただ完璧ではなく例外店舗も数多く存在する)
回転寿司でありがちな代用魚に関しては
多くの人間が、本当の味を知らぬまま育ってしまう危険性がある。
流通しているのは代用魚が多いからねー。 でも少額詐欺はOKなんて消費者庁は犯罪推奨するの?
— ぼちぼちdg (@bochi_dg) 2014年2月6日
また、吉野家で販売している牛鮭定食は
中身はサーモントラウトだが、
「牛鮭定食で浸透しているため変える予定は無い」そうだ。
吉野家の牛鮭定食は鮭じゃなくてサーモンだからな
— ぬるおぢさんOrznullpoo φ (@Orznullpoo) 2016年11月14日
それもこれも、夜中に野家で牛鮭定食を頼んだら、紅鮭とは思えないオイルマリネか!って突っ込みたくなるような切身が出てきたからで、多分その子達は紅鮭も時鮭もキングサーモンも鱒も一緒になっちゃうんだろうなぁって悲しみを感じたからで。旬の味の変化も知らないで大人になるのかと思うとね
— Postmodernism (@postm0dern) 2014年9月2日
ただ、鮭に関しては、
ニジマスもサーモンも美味しく(違いは明確にあるが)
”ニセモノ”ではないので嫌な感じはしないだろう。