近年、キャベツやレタスなどの
洗わずに使えるカット野菜がどこでも手に入るようになった。
しかし、一方では
「数日間野菜が綺麗なのはおかしい」
「添加物が怖い・・・」
「薬品漬け?栄養が無い?」
という声もある。
はたして、カット野菜は危険なのか?
漂白して大丈夫なのか?
野菜をカットしたまま袋に詰めたらどうなるのか?
→すぐに黒くなってしまう。
製造業者の理想は、出来るだけ
「何も使わずに綺麗なままでお届けしたい」のは当たり前だが
消費者の手に届くまで綺麗に保つ事が必要になる。
腐り気味で虫がわきそうな状態で食べるか?
綺麗に消毒して食べるか?
このような選択ならば
後者を選ぶだろう。
!食中毒があれば商売にならない!
カット野菜の作り方
カット野菜は主に専門の加工工場で作られる。
野菜は地下水や水道水で予備洗浄される。
予備洗浄をすることで、
野菜についている土の除去と野菜の温度を下げて品質低下を防ぐ。
洗浄を丁寧に行なうことで、微生物の数を大幅に減らし、
殺菌と同様の効果が得られるという。
予備洗浄
↓
カット
↓
洗浄
↓
殺菌
↓
脱水
↓
計量
↓
充填
↓
包装
↓
保管
↓
出荷
一般的には、以上の順序で行われるが
一番気になるのが殺菌の部分だ。
とある会社の製造工程の解説では
”必要最低限の殺菌”とあるが、
何で殺菌しているのか教えてはくれない。
もちろん商品の裏面にも記載されていない。
最低限4日間は綺麗な色に保つのが理想で
それなりの殺菌はしているはずだが、、
昔のカット野菜はヤバかった?
手持ちの資料では、消毒に利用している殺菌剤は
次亜塩酸ナトリウムと界面活性剤と記載されていた。
これは健康に気を使う人なら少し引いてしまうだろう。
■次亜塩酸ナトリウム
→ハイターに含まれるもの
■界面活性剤
→シャンプーに含まれる
→魚がすぐ死んでしまう危険なもの
こんなイメージがあるだろう。
ただ、界面活性剤にも天然と合成の種類があり
合成の物は体に悪影響を及ぼすと言われている。
YouTubeにて偶然動画を見つけたが、なかなか怖い動画だ。
リンスへの含有を許可しているのか理解できないのだが?
界面活性剤を使っているものは・・
食器洗いの洗剤やシャンプー。。
カタカナにして表示してるからずるいよね?
ココイルイセチオン酸
ステアリン酸グリセリル
セスキオオレイン酸
デシルグルコシド
ポリソルベート20
ラウリルベタイン
ラウリルグルコシド
コカミドDEA
コカミドプロピルベタイン
いっぱいあって数えきれん!
もう何入れられてもわからねぇ
最近は安全になった?
販売するからには国の基準値をクリアしている訳であるが、
一昔前のカット野菜よりも、消毒臭さは減少している。
・臭いの少ない殺菌方法に改善された?
・次亜塩酸ナトリウムを最小限に使っているのか?
・殺菌後に丁寧に洗浄をしているのか?
本当の部分は工場に潜入してみなければわからない。
ただ、会社によって加工過程が異なり
消毒臭がきつい場合、あまり臭わない場合、
歯が軋む感覚がある場合など、商品によって違いがある。
消毒を行う理由は変色対策だけではなく、
一番重要なO157などの食中毒を防ぐ役割がある。
栄養は抜けていないのか?
カット野菜は殺菌剤の使用や洗浄によって、
野菜のビタミンが流れ出るのは当然の事。
Q 果たしてカット野菜には
栄養がほとんど残っていないのだろうか?
これに関しては、
茨城県工業技術センターの研究結果があり
カットだけの無処理キャベツと
10分間、次亜塩素酸ソーダ水溶液(殺菌剤)
に浸けて殺菌処理を行なったキャベツでは、
ビタミンCは約30%減少したとの報告がある。
半分程度無くなるものだと思っていたが、
30%減ならば非常に優秀な数値ではないだろうか?
また、水道水の洗浄と次亜塩素酸ナトリウムを使った洗浄殺菌処理では、
ビタミンの差はなかった。
殺菌が原因でビタミンCが減る事はない。
栄養面に関しては納得の数値だ。
ただ、、やっぱり消毒が気になる?
あけてから水洗いしている。
消毒後は→脱水だから
残っている分流したいよね。
他の方法もあるらしい。
私は臭くないの選んでる。
死ぬまでの添加物蓄積を考えたら
そのくらい食っても寿命の方が早いから心配ないらしいw
なるほどって思った。
工場による違いが一番大きい
とある会社のカット野菜を食べると、
「アクが残る感覚、歯がきしむような
気持ちの悪い感覚になる事がある」
これは確実に殺菌の影響であり、
ソーセージの発色剤を感じる舌を
お持ちの方ならば気づく事だろう。
カット野菜は、数種食べ比べ
自分のお気に入りを探すのがベストだ。