【毛長川】人気の無い川?散歩してみると非常に面白い【境界線の行き来】足立区&埼玉

川マニアの子供に付き合い
川沿いを歩くシリーズ!

今回、子供が指名した川は「毛長川」。
距離的には9.7kmで、駅からの徒歩を含めれば
14km程度の距離になりそうです。

「毛長川」は源流そのものが無く
様々な用水路から水を集め出来ているようです。

調べてみても、毛長川に興味を示し
散歩をしている人はあまり存在せず、
「人気が無い川なのか?」と少し不安
になりながらのスタートになります。

六町からのスタート

今回は綾瀬川に合流する地点から
毛長川の源流スタート地点を目指す形です。

最寄駅は八潮でしたが、付近は橋が無く、
はじめの見どころである
「4つの川(水路含)の合流地点」
まで遠くなるため、六町駅からのスタートになりました。

境界線の町

毛長川足立区埼玉県の境界線の役割があり

ガードレールの種類が変化するなどの
境界線が多数存在し、境界線マニアも喜ぶ川になっています。

メインの合流地点

2キロほど綾瀬川に沿って北に向かうと、
4つの流れが1つ(綾瀬川)に纏まる場所に到着します。

今回は一番手前の毛長川を遡上します。

いきなり試練か?

毛長川のスタート直後から驚いたのは
工事の看板です。

かなり長い距離の工事がある
・・・という告知。。


高く白い壁によりが見えず。。。


序盤から心配になりましたが、
徐々に工事場所を移動させるようで、
壁で囲まれる場所は200m程で済みました。

毛長公園が長い

毛長川沿いには毛長公園が存在しますが、
この公園が細長く、なかなか楽しめます。

毛長川を横に見ながら、
公園散歩も出来るので一石二鳥!

ただ、不思議なのは、
毛長川周辺には”子供が全然いない”のです。

公園があるにも関わらず、
マンションが多いにも関わらず、
土曜日であるにも関わらず、
毛長川周辺はとても静かです。
(みんなどこで遊んでいるのだろうか?)

(株)ひよこ菓子

公園を歩いている途中、
川を挟んで反対側には、東京土産で有名な
(株)東京ひよこが存在した。

「東京土産でありながら、埼玉県で製造している事が発覚♪」
建物内では小売もしているそうです。


毛長公園内には、三角点
山の高さを比較したオブジェなど
はじめて散歩する人を楽しませてくれます。

エベレスト8848m
富士山3776m
雲取山2017m

名も亡き橋が多い

毛長川は、名前の無い橋が多い
はじめから名前が無い場合と、
名前はあるが剥がれている場合もあるようだ。

ウィキペディアを見ても、
7つの橋が名称が不明となっている。

緑道や銅像で飽きない

毛長公園を過ぎても、
毛長川沿いは変化があり非常に面白い。

歩きやすく舗装された武蔵野の路
舎人コース(足立区)

よくわからないオブジェ

使われなくなった
ゴミ捨て場と化した用水路など
全く飽きない

川沿いを歩いて気がついたのは、
川が汚れている事だった。

おそらく源流があるわけではなく
様々な水路から集まって出来た川なだけに
はじめから汚れているのだろう。
その証拠に、カモや鳥が殆ど存在しなかった

しかし、放置しているわけではなく
土砂を取り除く努力をしているようだった。
泥が多く、大変な時間がかかりそうだ。

東伊興淵之宮公園の銅像

川沿いの狭い歩道


毛長橋を越えてしばらくすると、
急激に歩道が狭くなり、歩行者専用の細道となる。

途中、迂回しなければならない行き止まりもあるが
自転車の来ない歩行者だけの道は安心感がある。

毛長川歩道

ほんの300メートル程ですが、
毛長緑道があります。

緑道に進むと、少しだけ川沿いから離れますが
最終的には毛長川沿いに戻るので左に進んでも安心です。
緑道は、舎人ライナーの終点(尾久橋通り)
を挟みますが、信号を渡れば続きが現れます。

この辺りには公衆便所があるのでありがたいのですが、
男性の小便ゾーンは外から丸見えです。

トイレ前では、水路をアピールするように
シャワーが永遠に流れています。

見沼代用水路合流


緑道を抜けると、直後に
見沼代用水路合流地点が現れます。

更に左側(毛長川)に進みます。

最後は2つの路の選択


新砂子路橋(しんしやごじばし)
を越えると、川が細くなり木が茂り
ジャングル化します。

この辺りから、
左右の歩道の状態が全く変わります。

左側は歩きやすい道になり、

右側は、ゆうゆう歩道という
ジャリ道となり、森の中にいるような雰囲気になる。

この道は、約1.7キロあり、
なかなか歩きにくいので

子供や、疲れている場合は
左側を選択する方が良いでしょう!


ジャングルを越えると、住宅ゾーンに戻り
毛長川が人工的に見えてきます。

三ツ和3丁目あたりになると
毛長川の行き止まりが見えてきます。

この時は完全に、
ここが毛長川ゴールと勘違いしていました。

毛長川は終了で、
右に行く川は前野宿川と思っていましたが、

帰宅し調べてみると
あと約1キロ先までが毛長川だそうです。


この1キロ先がゴールだった。。

※先にある安行慈林の江川前野宿川の合流地点から毛長川だそうです。
これは完全に調査ミス!反省です。

帰りは、近くの温泉に経由し帰宅しました。

追記:リベンジ

後日、毛長川リベンジ開催!
前回終了した地点から先に進みます。

1キロ弱程度ですが、
一ヵ所だけ迂回ポイントがありますが、ラストの直線です。

これが見たかった毛長川の表示。

毛長川のスタート地点に近づくと、
川と住宅が接着しているゾーンに突入する。

これらの見える橋は、
全てそれぞれの家に入る専用の橋であり
その家族しか使用しない橋である。

従って、自然と私有地になっているのか
実際の区分は分からないが、駐車場として利用されていた。

法律的にはアウトなのかもしれないが、
川がある不便な場所である以上、
暗黙の了解にされているのかもしれない。

目の前が、江川(左)と前野宿川(左)が合流し
毛長川がスタートする地点である。

リベンジ成功!

毛長川は面白かった

あまり人気の無い毛長川でしたが
個人的には野川に次ぐ面白さでした。

短い範囲内に境界線や銅像、緑道などが存在し
トイレも多く、近くには温泉まであるという
1日丸々楽しめる散歩コースでした。

歩数計結果 約25000

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コメント

  1. 通りすがりの地元民 より:

    周辺に住む者です。
    こんな最果ての川に注目される方がいるとは、
    大変驚きです!
    おせっかいかもしれませんが、
    いくつか補足説明をさせてください。

    「毛長川周辺には”子供が全然いない”」
    とありますが、それはどこも一緒です。
    少子化に伴い付近の子供は激減、
    桑袋小学校と花畑東小学校も統廃合し
    現在は桜花小学校となっています。
    ただただ子供がいなくなってしまったのです。
    「不思議」ではなく単なる当然の現象なのです…。

    「毛長公園」
    現在、文教大学の設立工事に伴い、
    一部工事中です。
    大学の北側にあたる場所は
    親水公園のような形になるようです。

    「名も亡き橋が多い」
    写真に使われている橋のたもと(高欄)ですが、
    名称がなくなっていますが、
    「水神橋」という名前があります。
    ※地元では有名な橋なので一応補足です。

    「家族しか使用しない橋」
    「橋」という呼び方は少々大げさかも知れません。
    「私有地」、「駐車場」に見えるのも仕方ありませんが、
    これは、若い方はあまりご存知ないのかも知れないのですが、
    いわゆる「ドブ板」と呼ばれる物です。
    「ドブ板選挙」などの用語では今も使われますが、
    wikiに「各家の前に張り巡らされた側溝(ドブ)を塞ぐ板を渡り~」ともあるように、
    現在であれば、大体歩道として舗装されたり塞がれたりして暗渠となっているのですが、
    足立区と埼玉県の県境である毛長川周辺では未だに整備されていないのです。