【新宿歴史博物館】都電や家などリアル再現が面白い!

四谷のはずれにひっそりと存在する博物館。

存在する事は知っていたが、
”あまり面白そうに思えなかった”ので
近づかなかったのが正直なところだ。

今回は、異様に暑い夏のため
「できるだけ涼しい場所で子供サービスを」
との狙いで、散歩の半分を新宿歴史博物館で済ませようと考えた。

入場料は、大人300円。
子供は夏休みの為、無料になっていた。
(ありがたい)

あれ?案外広いぞ!綺麗!

勝手なイメージでは、館内はとても狭い印象を持っていたが
入ってみると天井が高く、開放感がある作りに驚いた。

名前が新宿歴史博物館なだけに
新宿の昔を感じる事ができる。

博物館の流れは、
石器時代からスタートし→最後は現代まで続く。
しかも新宿に焦点を絞っているので
新宿付近に住む方は親しみを感じるだろう。

四谷 玉川上水終点地点

前半には、昔の四谷の町を再現したミニチュアがあった。
玉川上水が通っていた町だけに栄えていた事が伝わる。

四谷大木戸と言えば、玉川上水の終点のイメージしかなかったが、
当時は江戸の出入口になっていたなど、
わかりやすく表示されている。

菓子型 文久4年(1864)
らくがん(落雁)の菓子型

子供が理解しやすい展示がある

古本や文人の情報など、
現代の子は興味はないと思うが

この新宿歴史博物館には、都電
などが置かれているので子供も飽きずに見てくれるだろう。


都電の場合は、
”当時”の運転席を見る事ができるが、
運転手は立って運転していた事が分かる。
また、客席では当時のビデオが流されていて面白い。

昭和の家


昔の家とされるが、大人から見れば
”最近の事”で、あまり違和感が無い。

当時を考えれば十分な家だ。

四角い流しはよく見かけたものだ。

東口だけが栄えていた

昭和初期の地図を見ると非常に興味深い。
今でこそ東口西口も栄えている新宿だが、
当時は東口だけ栄えていたようだ。

しかも、都電が走っていた線路跡が面白い。

当時の新宿の雰囲気(模型で再現)

中村屋カリーライス


バナナのカットが時代を感じる。

新宿三越 一口カツレツ


新宿三越 一口カツレツ

昭和11年の物価がすごい


昭和11年の物価は驚くほど低い。
(1円=100銭)
コーヒー一杯15銭
食パン1斤16銭
ビール(大瓶)33銭
寿司(並)25銭
ラーメン10銭


豆知識:新宿区はの形

小田急3100形 NSE車 運転席

常設展が終わると、目の前には
昭和38年(1963)に登場した
小田急ロマンスカー(NSE車)が待ち構えている。

実際に使用した部品で復元されているが、
心無しか、サイズが実物よりも小さく見える。
反対側は運転席が用意されているので座る事が可能だ。

また、運転席の後方には客席が用意されていて
休憩として自由に座る事ができる。

この付近にトイレがあるので
忘れずに寄ってから外に出たい。

アクセス

新宿歴史博物館
住所:〒160-0008 東京都 新宿区三栄町22番地
電話:03-3359-2131
開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:第2・4月曜日(祝日の場合は翌日)
但し、全館燻蒸作業日(12月)と年末年始(12/29~1/3)は休館。
観覧料:常設展示 一般300円、小・中学生100円
団体20名以上の場合一般150円、小・中学生50円

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