近頃は、炭水化物抜きダイエットを否定する情報も多いですが、
実の所は、これほど都合の良いダイエットはありません。
炭水化物を抑えると
脂肪を優先的に燃やしてくれますから
非常に効率が良いのです。
危険と言われる理由
集中力
炭水化物は脳の栄養になるので
不足する事で→脳に栄養が回らなくなり
・集中力が無い
・無気力
・ふらつく
などの症状が起こります。
ただ、ダイエットというのは
カロリーを抑えなければならないので
多少のふらつきはつきものです。
(完全に悪いとはいえない)
筋肉の減り
炭水化物を抑えすぎると、
体内(筋肉)のたんぱく質が分解される事になり、
筋肉減少=疲れやすいという症状がでてきます。
筋肉量は代謝量に比例するので
筋肉が分解されてしまうほど、痩せにくい体になります。
米の力は偉大
炭水化物と言えば、
うどん、そば、ご飯、パスタですが、
その中の代表格と言えば白米。
白米=エネルギー源というイメージですが
実は、エネルギーだけではなく
・マグネシウム
・食物繊維
・鉄
・カルシウム
・亜鉛
・ビタミンB1B2
・たんぱく質
など、多くの栄養が詰まっています。
炭水化物抜きダイエットの場合には
これらの栄養素が摂取出来ないので
より栄養に敏感になる必要があるのです。
中でも、特に女性に気をつけてもらいたいのが、鉄やカルシウムです。
ダイエット中には炭水化物だけでなく
おかず系も減らす事になるでしょうから
日々の食事は栄養を重視することになります。
私の93キロからのダイエット実験では
常にカルシウムウエハースを食べているのがわかると思います。
これは若い頃の経験で、
カルシウム不足の友人が骨折したのを目の前で見ていたので、
それ以来ダイエット中のカルシウムは特に意識するようになりました。
骨というのは出来上がったらそのままの形ではなく
体内では、何度も何度も新しく作り直されます。
当然ながら作り直す段階でカルシウムが足りなければ弱い骨が作られる事になります。
!骨は何度も作られるので常にカルシウムは必要!
カルシウム吸収力
また、カルシウムの吸収力というのは
年代によって大きく変化する。
9歳以下は35%
10代は45%
30代は30%
50代を越えると25%と激減する。
若い頃は吸収力も良く体も強いので
ある程度の無理なダイエットでも完成してしまいますが、
40代を過ぎればカルシウムを意識する事が必要になります。
健康的なダイエットとは?
ただ体重だけを減らせば良いダイエットならば
炭水化物を減らし短期間で済ませる事ができます。
しかしながら、本当のダイエットとは健康に痩せる事だと思っているので
私の場合は完全な炭水化物抜きをせずに、昼に食べる事が多い。
ダイエットの目標は
一時的な成功ではなく、大事なのは
長い間健康で痩せている自分を維持する事です。
髪の毛が薄くなる、抜け毛、爪色が変わる、貧血気味
になるダイエットをしている方は
カルシウム、たんぱく質、鉄分が不足している可能性があります。
おまけ:カルシウムを含む食材
乳製品
牛乳、チーズ、ヨーグルト
大豆製品
豆腐、油揚げ、がんもどき、厚揚げ
小魚
いわし、ししゃも、桜えび、あみ佃煮、いわしみりん干し
野菜
小松菜、菜の花、大根の葉、ごま、切干大根
※日本人のカルシウム摂取量はアメリカ人の3分の1程度なので
摂りすぎによる心配はほとんどない。
カルシウムを台無しにするお菓子
スナック菓子には多量のリンが含まれています。
リンを多すぎると、カルシウムを便の中に出してしまいます。
