都内巨大墓地では、キックボードで遊ぶ子供、
散歩する高齢者が増加しているという。
「公園は人が多すぎて怖いので
今は墓地の散歩が日課になった」というAさんから話を聞いた。
Aさんは2つの癌を完治した経験があり
今回の新型コロナウイルスは凄く怖いと言う。
もちろん外出を控えたいのは山々であるが、
反対に動かないと、今度は自身の筋力が退化し
”動けなくなる”恐怖が出てくるそうである。
高齢者が一番恐れる事は、寝たきりであり
筋力を維持する事は必要不可欠である。
「若い人は家に居ろと文句を言うが、若い人はいくら寝ててもすぐ動ける。
しかし、我々は休んだら動かなくなる人生が終わる!止まったら終わり!」
生き抜くための強い言葉を聞く事が出来た。
最低限の散歩は高齢者にとって必要なのだ。
現在は子供が増えている
新型コロナが広まる以前の墓地は、
(日中は)高齢者の散歩と墓参り客がメインであったが、
最近は、休校という事もあり子供がよく遊びに来るそうである。
確かに周りを見渡せば、自転車や縄跳び、キックボード等
明らかに暇そうな子供の姿が見える。
子供だけではなくフリスビーを楽しむ親子も存在した。
以前は公園も散歩していたが
Aさんの普段の散歩ルートは、
公園と墓地を中心としたコースであったが、
現在の公園は、テントや親子連れが増えてしまい(毎日)
感染の危機感から→墓地散歩のみに絞ったそうである。
ただ、Aさんは気楽な散歩をしている訳ではない。
ポケットには、エタノールを入れたスプレーを持ち、
帰りにスーパーなどに寄った際には消毒を意識しているそうだ。
家に入る前も購入した商品や、エレベーター内などの消毒も欠かさない。
情報にも敏感であり、スマホを華麗に操作し
”ソーシャルディスタンス”や”3密”も理解しており、
ここまで危機管理が出来ているとは正直驚いてしまった。
墓地が穴場と気づいてしまった人の声
こんな時期だから穴場スポットに行けばいいのに、
なぜか人の多いところにいるんですよね。
墓地なんて最高の穴場。
墓参りという、私にとっては不要不急の外出をしてる。だが、桜に罪はない。墓地の桜は綺麗でした。 pic.twitter.com/1TPZjHaZHj
— まぁにゃ (@maanyawolf) March 27, 2020
先祖に守られている感じで居心地は良い。
桜の時期はこっそり来てしまった。
(ごめんなさい)
人骨埋まってるところを喜んで歩くのもヤバいな
テーブルが置いてあって静かにお茶してた。
なんだか和んだ。