家族にアスペルガーが居る場合の対処法共感性欠如性格別カサンドラの立ち回り

「あれ？質問の答えが返ってこない」
「空気が読めない発言を繰り返す」
「この人発達じゃね？」

人間長く生きていれば、話が噛み合わない
発達障害の方と関わる事がある。

昔は、発達障害やアスペルガーという括りが無かったが
現代はしっかりと区別され、特徴によって分類できるようになった。

アスペルガーを知る前と後

アスペルガーを知る前は、
「なんだアイツは」「あの人とは話が合わない」
といった、怒りが呆れが先行するが、

調べていくと、
「直らない脳の病」である事にたどり着く。

・怒っても無駄
・注意しても無駄
・健常者が上手く立ち回るしかない

これがあるために、カサンドラの我々は
「プチ悟り」を開く事が必要になって来る。

積極奇異型でお喋りであれば
→真剣に聞かずにハイハイ聞き流そう

尊大型であれば
→また怒ってる、とりあえず言わせておこう

受動型
→また間違えを繰り返しているが
攻撃してくるわけではないのでスルーしよう

このような、諦め（スルースキル）が
身に着くようになる。

自分の防御力を高める事が必要。
相手を理解しないとカサンドラはドツボにハマる。

家族にアスペルガーが居ると疲弊する

たまに会う人がアスペルガーならば問題はないが、
”長時間一緒に居なければならない（会社や家庭）”場合には
我々は器用に攻撃を受け流さなければならない。

我が家の場合

我が家はアスペルガーが2人いるが
タイプが全く逆のアスペルガーなので、
対処法が変わってくる。

受動型アスペルガー（妻）
・攻撃力小
・マイペース
・おバカな事を繰り返す
・興味あること以外は耳に入らない
積極奇異型＋尊大型アスペルガー（父）
・攻撃力大
・すぐ怒るキレる
・声が大きい、おしゃべり
・思ったことを全て言う
・悪口大好き
・家族に命令、巻き添え、家族を使う
・興味あること以外は耳に入らない

この2人とはスムーズな会話が成り立たない。

受動型アスペルガー

アスペルガーを相手する場合は、
同じ人間という意識では共同生活が出来ない。
（カサンドラ化が進む）

”鼻をかんだティッシュを溜める癖”は理解できないし
”電話がかかってきても折り返さない”＆”ラインが来ても見ない”
などの、「自分は急いでいないからスマホ見なくていいや」
的な考えはマイペースすぎる。

更に、健常者では考えられない
・財布やスマホを落とす・鞄を置き忘れるなどの
ありえない失敗も定期的に繰り返す。

掃除や炊事など、
趣味以外が苦手なのは仕方ないにせよ
いろんな部分がズレているのである。

怒ったらマイナス

これらを「なんで出来ないの？」「バカなの？」
という意識をもってしまうと、夫婦関係は上手くいかない。
相手は、”何で怒られているの？”程度しか考えられないので
私が怒りっぽい人にされてしまうのである。

このようなモヤモヤ生活を繰り返していたが
悟りレベルが向上した結果、
「ペット感覚」で対応する事で楽になった。

直そうとしても直らないのだから
「なんでお前はバカなの？」というような
指導はマイナスに働く。

また、炊事も出来るようにはなってきたが
ボーっとしているようなタイプには、
美味いものには「これ美味しいね！また作って！」と
強くハッキリと伝えた方が、相手の脳に刻まれ上手くいく。

※怒る事を控え、
褒め上手になる事も攻略法の1つで
アスペルガーにプラスに働くことが分かった。

積極奇異型＋尊大型アスペルガー（父）

攻略しやすい受動型に対し、
常に家族の時間を奪う、尊大型アスペルガーは厄介だ。

・自分は完璧だと思っている
・家族の話は聞かない
・すぐ怒る
・自分を守る、言い訳をする
・すぐに悪口を言う
・言いたいことをすぐ口に出す
・空気が読めない
・家族にすぐ指導する

簡単に言えば、老害頑固ジジイである。

時代は進んでいるのに
いつまでも自分は完璧で最先端だと疑わないのだ。

無理に笑顔を作り話を合わすのがめんどくさい

性格が悪い尊大型

受動型の場合は、
嫌がらせを仕掛けてくることは少ないが

尊大型は、”どうすれば相手が嫌がるか？”
をネチネチ考え攻撃してくる。
性格が悪く敵に回すとめんどくさいタイプである。

相手をすぐに、敵と味方に区別したがり
同じようにリーダーシップを取る者を嫌い、
言う事を聞く人=良い人として考える。

自分より劣る（話を聞く）人間を好む。

ハイブリットアスペルガーは最悪
積極奇異型＋尊大型

父の場合には、これに
お喋りな積極奇異型も融合しているので
つまらない話や俺は凄い説教が長い。

話が下手なので、話が逸れたり戻ったり
結論を言うまで延ばしに延ばしてもったいぶるのだ。

・近所を散歩した話
・お風呂に入った話
・イライラした話
・ヨーカドーに行った話
オチのない、面白くない話を押し付けるのである。

”俺は出来る男”という自惚れが強いので
長い話の最後は自慢話になり永遠と続く。

アスペルガーの為、
周りが見えていないので・・・
「俺の話にみんな感心している！
スゲーと思われている！俺カッコいい！」
と勘違いするのである。

凄くバカで恥ずかしい

たとえ、尊大型や積極奇異型であっても
尊敬できる部分があれば良いが、
父の場合は”人の話を聞かない”ので常に情弱だ。

高卒でバイト経験も社会人経験もない
空っぽな人間が人の話を聞かないのだからスカスカ。

受け売り情報連打もスッカスカ

仕入れた知識を”偉そうに”すぐに伝えてくるが
それさえもハッキリと覚えてはいない。

父「ステロイドはあぶないんだよ！危ないんだよ！」
（これ以上深い事は知らない）

父「ジオラネイロはあぶないんだよ、何かに悪いんだよ！風呂はやばいんだよ」
（レジオネラ菌という言葉さえも覚えていない）

父「江戸川区に、何かが出来たんだって！
楽しいんだよ！ダーっと人がいてさ、あれはすごい！行ってみろ」
（覚えないのに伝えてくる）

浅すぎる知識を偉そうに、
空気を読めない場面でぶち込んでくる。

何度も聞いた話を中心に
1～2時間、一方的に話し続けるのだから恐ろしい。

家族を振り回す

尊大型で一番つらいのは
家族を振り回す事だろう。

家族が困っている時には助けないのに
本人が手伝ってほしい場合には、
家族を手伝わすように誘導してくる。

・くだらない工作
・買い物
・エアコンのフィルター掃除
・網戸の張り替え
・掃除
etc

全ては1人で出来る事を
なぜか家族を巻き添えにして時間を奪う。

大切な土曜日でさえも容赦なく奪い
その罪を本人は全く理解していない。

家族の時間をバンバン奪う尊大型カマッテチャン

嫌な顔を見せれば、
「あいつは手伝うの嫌そうだった」と愚痴る。
（自分が一番悪いのを理解していない）
とても気持ちが悪い。

常に自分が正常！一番の常識者と思っている

尊大型は逃げるのみ！

カマッテチャンや短気の場合には
”スルー”するとか”距離を置く”などの攻略法は通用しない。
なぜなら、相手から絡んでくるからである。

顔を合わせている時には（逆切れされないように）
ハイハイ流し、我慢するしかない。

長時間、同じ空間に居る事が苦痛

同じ空間に居る事が苦痛になると、
鼻をかむ音やため息、咳、トイレの音、
洗面所の音だけでイラつくようになる。

これは決してあなたが悪いのではない
立派なカサンドラの症状だ。

家族は脱走を試みる

誰よりも同じ空間に居る母は
毎日のように”愚痴”や”悲しみ”を訴えるようになった。

その結果、カサンドラは脱走を覚える。

家を空ける事にストレス解消を感じ、
「買い物」や「旅行」を好むようになった。

もちろん、脱走しても
帰宅後スグにストレスは復活するが
ただ我慢しているだけよりは遥かにマシだ。

短時間の脱走は我々カサンドラには必要

※もちろんカマッテチャンなので
出かけている間の呼び出しや、帰宅後の説教等もある。

（父の場合は）母が旅行から戻っても
「お帰りなさい、楽しかった？」ではなく、

第一声が
父「いやー一人で大変だったよ！！」と自分の話である。

自分の事しか考えていない実にキモい

年をとればとるほどアスペルガーは悪化し周りの友達は減っていく。
最終的には、唯一の話し相手の”家族”が一番攻撃されることになる。

ブロックできない空気の読めなさ

ネット界においても”空気の読めない”人間は目立つ。

Twitterであれば、
→スグにキレてリプしてくる者。
YouTubeのコメント欄には
→関係のない話を書き込む者と、
発達障害を疑われる人が少なくない。

これらはブロックすれば以降は関わらなくて済むが
リアルではそうはいかない。