【永福町大勝軒】洗面器煮干ラーメンを食べた結果!行列店

東京都杉並区永福町には
1955年から行列が続くラーメン店がある。

駅前とはいえ、
長い間人気を絶やさないのはすごいの一言。
数々のアイデアとこだわりの積み重ねで
利益を得ながらもお客さんも引っ張ってきた戦略はすごい。

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はじめての人は注意

日本人的考え方では
お客さんが店を選ぶ形であるが、
大勝軒の場合は店が客を選ぶ。

はじめて行く方は、訪問前に
大勝軒独自のルールを知る必要がある。

・トイレは貸さない!
・ラーメンの取り分け禁止!
・麺の固さなどの希望は出来ない!
この3点は最低限予習しておいた方が良いだろう。

トイレは貸さない

トイレは清潔感重視という理由をつけて貸してくれない。
確かにトイレの臭いや出入りを見るのは嬉しいものではない。
しかしながら、それを当たり前にさせるやり方が非常に上手い。

トイレは駅の3階で済ませるか
駅下のスーパー、付近のパチンコ屋で済ませる事になる。

ラーメンの取り分け禁止

ラーメン一杯で2人前の麺(260g)が入っているので
子連れの場合は取り分けをしたくなるが、それを許してはくれない。
私は子育て中には通う事を止めていた。

以前の大勝軒は安価であったが、
薄利多売を繰り返しても利益にならないため
一人からしっかり金額を貰い、満足する物を出すというスタンスに切り替えた。

ノーマルラーメンで1080円というのは
数年前には”とんでもない高さ”であった。
現在は1130円

しかしながら、
現在では高いラーメン屋が増え
料金の違和感は感じなくなってきている。

麺の固さなどの希望不可

無意識に「麺固め」なんて言おうものなら
あっさりとお断りされる。
お年寄に合わせているので
麺は意識して柔らかく茹でられているのが特徴だ。

お店の考えでは
柔らかい方が煮干スープに合う”らしい。

しかしながら我々は
固い麺で食べる事ができないので
本当なのか?比較する術はない。

以上のこだわりを受け入れる事ができれば
晴れて永福町大勝軒で食べる資格が生まれる。

問題の味はどうなのか?


■チャーシューメン1340円

大勝軒といっても
池袋大勝軒と永福大勝軒の味は全く別物。

永福大勝軒の場合は
かつお節、サバ節、宗田節などを利用した
いわゆる煮干スープが特徴だ。

もちろん化学調味料も使用されているが
この煮干感は日本人が癖になる味で
私も年に3回は食べてしまっている。

更に、この美味しいスープは
ラードで包まれているので
食べ終るまでアツアツのスープを楽しむ事が出来る。

夏は地獄だが、
冬は最後まで美味しく食べる事ができる。

当然スープが熱いので
元々柔らかかった麺はデロデロ麺と化す。

麺の事は置いといて・・

このスープが大勝軒の肝であり、
たとえ麺でなくとも、ワンタンだけでもきっと相性は抜群だろう。
(お土産を購入してワンタンで実験したい)

麺の柔らかさはどうでもいいとして
とにかく”スープが飲みたい!”人が集まるのが永福大勝軒。

満足感の戦略

麺の多さは、
実は常連を増やす秘密になっていて
”他店では物足りない感”を常連客に植え付けさせる事ができる。

周りのお客さんを見渡すと、
多くの方がペロッと2人前の麺を完食して帰る。
しかも50代60代以上の方の完食率が高い事に驚く。

私の場合は、
麺よりもスープの量が多いのが嬉しい。

最近の煮干ラーメン屋は
スープをケチる傾向があり
スープがやけに少なかったり、器を小さくしたりと
麺を泳がす事ができない店が増えているのだ。

そんな中、あの洗面器サイズで
美味しいスープを独り占めできる至福感はたまらない

メニュー

メニューは少なく醤油味のみ。
塩味や味噌、餃子なども存在しない。

中華麺(ラーメン)1130円
生卵付き 1180円
メンマ付き 1340円
チャーシューメン 1340円

トッピング
生卵 50円
メンマ 210円

お土産
お土産ラーメン 1180円
お土産メンマ 420円
そば玉(2玉) 160円


※画像は値上げ前のもの

アクセス

永福町大勝軒/永福町/ラーメン
東京都杉並区和泉3-5-3
11:00~23:30

定休日:
不定で月に3回ほどランダムで休業する。
詳細は店内のカレンダーかHPを見るしかない。



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