煮干し好きになったのは
「春木屋から」という方は多いだろう。
私もその1人で、当時
鳥ガラスープが基本であったラーメンに
”衝撃を与えてくれた”のは春木屋だ。
昭和24年創業でありながら、当時から
これだけの美味さを確立していたのは凄いとしか言いようがない。
吉祥寺店に潜入!
今回は、日曜日の12:30という
混んで当り前の時間に訪問した。
30分程で入れたが、ここまで人気を継続しているのは凄い!
春木屋は次々にお客さんが訪れるので
客案内専用のホールさんが存在する。
10年前の荻窪店でのホールは
小銭をジャラジャラしていたが(現在は不明)
吉祥寺店では、エプロン小銭をしていなかった。
(店舗によって違う?)
ホールさんの客捌きは慣れたもので、
2名客、3名客の座席の確保から~注文内容の記憶と
この人がいなければ店はうまく回らない。
座席の様子
座席の様子も本店と同じで、
行列店を生む”程良い狭さ”がいい感じだ。
カウンター席をメインに、テーブルは3つ。
この窮屈感が”美味い店”を更に際立たせている。
厨房2名、ホール3名。
これだけ売れていれば、5人体制でも十二分に利益が出る。
メニュー一覧
メニューは昔と比較すると、
味噌ラーメンとつけ麺が加えられていた。
自分的な春木屋の注文方法は、
ノーマルの中華そばを頼む事だ。
贅沢にワンタンもチャーシューも乗せたくなるが
今は具材が美味い店はどこにでもある時代だ。
ここではスープをメインに頂く。
ワンタンチャーシューメン=ラーメン2杯
ほぼ値段は変わらない。
それならば私は2杯喰う!
中華そば850円
並んでいる間からオーダーを聞かれているので、配膳は異様に早い。
ホールー厨房の連携は抜群だ!
久しぶりのご対面!
アツアツスープがラード包まれている。
この見た目は完全に永福大勝軒の煮干しラーメンと一致するが、
比較してみると、春木屋の方が6年早く開業していた。
!春木屋は永福大勝軒の先輩だった!
とにかく中毒性のあるスープ
化学調味料+煮干しは日本人を引きつける。
癖になり中毒になり、忘れた頃にまたお店に吸い寄せられてしまうのだ。
最近では無化調店も増えたが、
このように”ガツン”とくる感じが好きな
アラフォー以上の世代も多いだろう。
麺が独特
春木屋の麺は独特だ。
食べ歩いても「春木屋と同じだ」と感じる店はまずない。
軽めの中太縮れ麺は、口の中でゴワゴワしない。
日本人にピッタリではないか?と思うほど程よい。
かといって、食べ応えが無いわけでも、麺の量が少ないわけでも無い。
チャーシューは、パッサパサのヘルシー系。
メルシーのチャーシューが薄くなった感じだ。
これもまた昭和感が出ているので変えないで欲しい。
今回はネギ小鉢(100円)を追加してみた。
基本のラーメンシリーズが高価でありながら、
トッピングは100円で抑えられている。
チャーシューご飯が気になったが、次回の宿題にしよう。。
抜群の安定感
ラーメン屋というのは、
味のブレがあるため当りハズレがあるものだが、
春木屋は安定している。
ラーメン巡りが不発続きだったときは
必ず寄らせていただいて舌をリセットさせてもらってます。
味噌系はコクがなくて美味しくなかった。。
好き嫌いでしょうけど。
ワンタンのクオリティーが凄すぎる。
難を言えば値段がもう少し安いと嬉しいなぁ。
東京ラーメンなら春木屋
やはり日本人は和であり、出汁を感じる舌もある。
旨味を覚えた若者もいずれは中毒者となり列に接続することになるだろう。
まだまだ行列時代は続きそうだ。