背脂チャッチャ系と言えば、
MISATO、香月、土佐っ子、野方ホープ、
ハッスルラーメン、弁慶、千石自慢ラーメン、神宮ホープ軒などをイメージする。
今では考えられないが、
バブル以降は”背脂が入っていれば美味い”という時代があった。
昭和は背脂でコクを足す技術
昔は、現在のように出汁を美味しく出す技術がなかった。
出汁は少々+背脂を足す事で→美味しくなる
という味の作り方だった。
現に、チャッチャ系スープの背脂を避けて飲むと
”あっさり”と感じることができる。
この結果、背脂でも食べやすい&モタレにくいという好結果が生まれるのである。
東京に来てくれてありがとう!
今回は、1997創業のなりたけ池袋店を視察することになった。
当時のなりたけは(家から遠い)本八幡にしかなく、
食べ盛りの私は、一時間かけて電車で通うしかなかった。
しかしながら、現在は池袋まで進出していたとは、なんとも嬉しい限りである。
池袋は単純に人口が多い為、ラーメンの激戦地でもある。
しかしながらなりたけは、池袋東口から微妙に離れた場所に位置するのが特徴的。
(居心地重視の私には理想的な位置)
そのため、少し食事時間をずらせば着席することができるのだ。
なりたけ入店!!
入店すると、カウンターのみの無駄のない店内。(厨房は広い)
注文は食券制なので、入店と同時に購入する事になる。
チャッチャ系といえばもやしとの相性は抜群だが、
この日は元のスープをより(濃く)味わうために、
ネギのみにて挑戦した。
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脂の量を調節可能
なりたけでは、注文時に脂の量を調節できる。
普通ならば、少ない、普通、多めの選択肢であるが、
なりたけの場合は普通=多めである事に注意。
今回は普通を注文
多めを注文する際に”ギタギタ”(脂多め)と伝えれば常連の仲間入りだ。
手際のよい調理
スタッフは1名のみで、元気に頑張っていて非常に好感が持てる。
さらには手際が抜群で、完成まで異様に早いのが特徴的だ。
店員さんむちゃくちゃ感じ良いし綺麗だし
トイレも綺麗だし。
都内は錦糸町店と池袋店らしい。
まさかのパリにも出してるそうで(笑)
なりたけ、柏の誉、我孫子のてらっちょは千葉三大背脂。
間違いない!うめぇ!
喉が渇いたからティータイム!
もう、お茶感覚だから。
しょうゆ辛ねぎらーめん930円
なるほど!チャッチャしたあと
そのまま(どんぶりを拭かず)出してくるタイプね!
これは懐かしい♪随分久しぶりだ・・・
お行儀よく縁を拭かないチャッチャ系は
昭和の行列店を思い出す。
もうこれだけ美味い(まだ食べてないのに)
!思い出補正アリ!
クリアなスープが美味
まずは背脂を避けて飲むと、
香月に近いクリア豚しょっぱ系でクソ美味い。
背脂が無くても十分美味いぞ。
現代でも通用する味だ。
当然背脂が加わっているのでコク、深みがUPしていて箸が止まらない。
麺は少々太目(断面は■)で、
イメージよりも滑らかで食べやすい。
食べる前は、少し脂を吸いつけるくらいの
ボソ麺が来るものと思っていたが、想像より格段に美味いのが出てきた。
ワシワシ食べる感じではなく、スルスルと食べれる為、
一人の女性客が多いのも十分に納得ができる。
昔より美味しくなってるぞ!
食べ終わった後はキモくなることも覚悟したが
のどが渇くこともなく、
もう一杯普通に食えるほど軽い感覚であった。
ちょっと美味すぎるなりたけ池袋店、
今後も通う事になりそうだ!
もやしらーめんネギダブル
後日、ネギダブルを楽しんでみた。
もやしらーめん830+辛ねぎ200x2=1230円
チャッチャ系に相性の良いもやしに
ネギダブルはたまらなく上手いが、
ネギの味付けがスープにも渡る事になる。
その結果、通常のスープよりも辛くなってしまうので
味を変化させたくない場合はネギダブルは止めたほうが良い。
ただ、個人的にはもやし+ネギのモリモリ感は癖になり
今後はネギダブル注文を続ける予定である。
アクセス
なりたけ 池袋店
住所:〒171-0022 東京都 豊島区南池袋3丁目13-7
営業時間:11時00分~23時00分
定休日:水曜日